エンボス加工にはこんな効果があります

シート素材はまずは平らな平滑面状で供給されますが、多くの場合エンボス(凹凸)加工が施されて使用に供されます。

この凹凸形成により深さ数ミクロンから20mm程度の多数の空間や起伏面ができ、これらによって素材とその後の製品の機能性や意匠性が向上します。

効果の1つ目としては凹凸ができることにより表面積が増加し、その結果吸収性や吸着性、保水性が向上します。

これは凹凸が深いほど有効で、このための方法として「深絞りエンボス加工」があります。

次に「穴あきエンボス加工」により凹凸部分にさらに小さな孔を形成すると通気性が向上します。

この場合、開孔率、また透明なシートでは凹凸形状を変化させることにより光透過量の調節も可能です。

光透過性の調節は明・暗部を形成し意匠性も向上させます。

またこれらの2つの加工法を用途により使い分けることで、音の乱反射を利用しての防音や吸音の効果が達成されます。

これらの幅広い加工法、また金属やプラスチック、紙などの幅広い材料に対応できるエンボス機の製造・販売の会社の中に神戸の「サイトウエンヂニアーズ」があります。